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2007年01月28日 (日)

“伊勢丹の”サロン・ド・ショコラ

フランスで行われている大規模なチョコレートの展示会「Salon du Chocolat」。
それの日本開催版とされているのが、伊勢丹(デパート)で行われるサロンドショコラ。
開催時期からもわかるとおり、どこからどう見てもバレンタインを見据えた1デパートの販促イベントで、
フランスのショコラ文化云々などの話とはほど遠い。

だけど!
そこはジャパンマーケット。

名実ともに一流のショコラティエ本人を招いちゃったりしていて、
チョコ好きには、けっこう楽しめるイベントなのだ。

内容は主に、有名ショコラティエと、その他大勢(含みの意味はご想像にお任せ…)のチョコ屋さんのブースを集めた会場を作った即売会。一部に、チョコレート概論のようなパネル展示や、タイアップメーカーによるチョコレートができるまでの製造工程のデモブースがあり、さらには、こぢんまりと、ショコラティエ本人による講演会も組まれている。

とにかくしっかり楽しんできた。

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はやりのテイスティングプレート。JEAN-PAUL HEVIN。


ご本人と会う

足を運んだ最大の理由は、いろんなショコラティエと会いたかったから。

挨拶できたひと、見るだけだった人、いるけれど。。
努力(?)の甲斐もあって、いろんな方とお会いできた。

ルルーさん、リシャールさん、プラリュさん、ベルナシオンさん、
マルコリーニさん、フェルベールさん。
お見かけしただけの方を入れたら、もっとたくさん。

仕事は厳しそうだけど、そういう人がとてもフレンドリーに接してくれる。
職人さんっぽさが…、むかつくくらいにかっこいい。


一流ショコラティエのつくるチョコレートには、味わいの出し方やコンセプトなどに、作り手ごとに異なる明確な特徴がある。そして、作品それぞれが、とてもおいしい。

「作り手による味わいの違いを、おいしいという安心感のなかで楽しむ」
一流のチョコレートの最大の楽しさはそこにあると思う。

だから、作品を作っているショコラティエ本人と会うことも楽しみのひとつ。なぜなら、実際に会ってちょっとだけでも挨拶して、「この人が作っているのか…」と思うと、食べる時の気分も変わるから。

提供する側もそれをわかっているのか、チョコレート界は、本人とのご対面がすごくしやすい世界なのだ。


そいえば、エヴァンさんもふつうに会場内歩いてた。
生エヴァンさんはレアもの(失礼!)なのでびっくり。
フランス人同士挨拶回りして、すぐにルルーさんと裏方に消えていってしまった。
お昼ごはんかなぁ。ちょっと残念。

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エヴァンさんの看板。
これがあって、本人が歩いていても・・・意外と気づかれないもんなんだなぁ。

気がついてたのは、もうチョコすきそうって感じの女の子がひとりふたり・・。
ほかのお客さん、ほとんど気づいてなかった様子。
私はバーでチョコ(いちばん上の写真)を味わっているときに、ふと目を上げたら、いらっしゃった。
心の中は「あ、わ、わ、ホンモノ!!」って・・・。


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ボンボンショコラ。アンリ・ルルーさん。

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一応作られているチョコレート概論コーナー。こういうの、あると嬉しいです。


講演会

ショコラティエが話者をつとめる貴重な講演会。しかも、無料。
たまたま、参加できてしまった。
ピエール・マルコリーニ氏のセミナー&デモンストレーション。

いちごのコンフィチュール、クレームブリュレ、ピスタチオオイルのアイスクリームの3品から構成されるデザートを作る、というデモと解説。目の前の特設キッチンでものすごいスピードで作っては組み立てていく。この人の作業が目の前でみられるなんて幸せだ。

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デモ中。ピエールマルコリーニさん。

そして、できあがり。セミナーの最後に同じレシピで作ったものをいただく。

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クレームブリュレ、円周にいちごスライスを敷き詰め、真ん中にいちごのコンフィチュール、
その上にピスタチオオイルのアイスクリーム、ピスタチオ、デコレーションにチョコレート。
おいしい!

貴重なセミナーなので、こんな軽く流した記事にするのはどうかと思うけど・・。
行ってきましたということで。


チョコを買う
お祭り気分で買いすぎた。けど、ま、満足。

2007年01月21日 (日)

チョコ2店舗

最近チョコやさん活動してないなぁと思ってちょっと出かけてきた。

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ミシェルショーダン。
パリ旅行中もおいしくいただいたチョコやさん。
店の名前っていうか人の名前っていうか。

併設カフェにてケーキとショコラグラッセをいただいたあとに、ボンボンを買って帰る。
(銀座松坂屋。店舗の併設カフェコーナーは、狭い割に全席喫煙可で逃げ場無し。
これじゃぁ、味わいもへったくりもあったもんじゃない。一考を要す!)


あれ?あれ?? もしかして、ボンボン日本で作ってる??
パリで食べた味と全然ちがうような。んんー?? 気のせい??
(注:この日、たばことは関係なく、まじめにチョコの味がよくわからなかった。
もしかしたら自分の体調のせいかもしれない。)


そして、

bl-20070121a.jpg 
パスカルカフェ。
店の名前というか人の名前というか。…チョコやさんってみんなそうなんだが。

こちらも併設カフェにていただいた後に、ボンボンを買って帰る。
ボンボン。口に入れた瞬間に、あ、これだ、って感覚が走った。
あ、これだよ、この味だよ、って。

食べ巡ってる最中に、自分が信頼しているショコラティエのチョコに戻ってきたときに
ふっと感じることがある、落ち着く部屋にいる安心感と似た感覚。
忘れた頃にやってくるので、気持ちよい。

ここのお店は、お酒とチョコレートという組み合わせが楽しめる。
お酒のリストはシャンパン・白赤ワインという程度の簡単なものだけど、
おいしいお酒を置いてくれていることが嬉しい。

ちゃんとしたお酒とちゃんとしたチョコレート。両方そろうお店って少ない。
最上級の要求でなくても(、つまり、ちょっと妥協してたとしても)、少ない。だからとてもありがたい。

(チョコの味を真剣に楽しみに行ったらお酒はあまり入れたくないとかいう
ジレンマもあるんだけれど、、両方のんびり楽しみたいときもあるということで。。)

それと。カカオの違いを体験させてあげようという丁寧なもてなしがとても嬉しい。
上の写真はテイスティングプレート。あと、この記事も参照。
味の違いは微妙でだけれど、それを、感じ取って好みを見つけていく作業はとても楽しい。

「カカオ比べ」は世界的に流行だとかいうけれど、少なくとも日本では、めちゃくちゃに
適当な概念が一般に広まりすぎちゃってる。大丈夫かなぁ。

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この2店舗は日本橋・銀座エリア。
ピエールマルコリーニが行列さんたちを収容してくれているからか、
それほど混雑していないのがうれしい。

高いチョコ食べたいとか、高いからおいしいとか、なんかいいチョコらしいよ、とかの程度で、
なんの気も遣わず、ずけずけ踏み込んでくるような客などいないにこしたことない。

海外から入ってくる一流チョコレート。
日本でのマーケッティングとしては、もしかしたら、
ヴィトンのような「馬鹿でもブランド」のノリで売れたら、
「カネ」的には成功だと思う人がいるのかもしれないけれど、それでは悲しすぎる。

フランスのような、チョコが生まれてきた文化と、
日本の庶民文化とは当然全然ちがうので、
「みんなに楽しんでもらおう」の意味を同じに考えちゃいけない。

すごく緻密で芸術とも言える一流チョコレート。広まってくれたら嬉しいけれど、
せめて、バー(ショコラバー)で食べたければ、最低限の「おちついたふるまい」
くらいは身につけてからにしてもらいたいものだ。


先日、見たくもない客層の光景を、運悪く連続で目の当たりにしてしまって、
しばらく出足が鈍ってしまった。そんなこと考え込んでもなんにもならん!!
と、強引に2店舗、いってみた。

2007年01月20日 (土)

復路の飛行機チケット

乗り継ぎの効率をよくしようと一部空席待ちしていたマドレーヌ島からの復路便。
今日無事に席が取れて、ベストな乗り継ぎパターンで行けることになった。

往路
成田→トロント
トロント→モントリオール (泊)
モントリオール→マドレーヌ

復路(宿泊なし)
マドレーヌ→ケベック
ケベック→トロント
トロント→成田

エアカナダの運行状況(時刻、便数)よるので年によって変わったりするけれど、
のりつぎ時間の余裕さ、朝の余裕さを基準に考えると、だいたいこんなかんじがベスト。

2007年01月18日 (木)

とれたあああ!!!!

マドレーヌ島行き往路チケット。
綺麗に乗り継げる便の組み合わせでチケットがとれた。
ふぅううう。

今年はなぜだか空席が全然なくて、
リピータの人たちですら取るのに苦労して「なんだなんだ?」ってザワついちゃっているくらいで、
自分も例外ではなく、希望日はとれなくて、出発日をずらしてずらして、
空きのある便を組み合わせて(乗り継ぎが変とか言わずに)とりあえず押さえて、空席待ちをかけていた。

ちょうど昨日、アザラシの常連さん連合で飲み会があって、情報交換したり確認したりできて。
今日、思い切ってさらに日付をずらして、再チャレンジをかけてみたら、取れた。

当初の予定よりだいぶずれたし、会社も休みまくりな日程になっちゃったけど、
とりあえず目処が立ったし一安心。よかったよかった。


ん。今まで中での最長滞在だぞ。島7泊。

というかさ、
どうせ行くんだから、エアカナダの時刻表が発表になったらすぐに予約入れちゃえばいいんだよね。
毎年毎年同じ事をしてどたばたしてる。
時刻表なんて去年フランスに旅行して帰ってきてすぐ(10月)調べてあったのに。 → ほら

今回の日程(だいぶずらしたりして、かなりリピーター向けな旅構成になっている)で取れるって
わかっちゃったらまたダレちゃうかなぁ。いやいや。

2007年01月15日 (月)

おわったーー!!(ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス)

タイトルの通りです。


おわったよ。ゼルダ。
長かったのか短かったのか…、多分長かったんだろうなぁ。

楽しかった。

ファミコン世代のくせに、今までのゼルダはひとつもやったことなくて。
(というかゲームそのものの経験が乏しいのだが…、それはさておき)
Wii版「トワイライトプリンセス」が初めてのゼルダ。
Wii本体と一緒に買って、この1ヶ月くらい、少しずつやってた。


「状況」だけ提示されて、自分でヒントを探して、すすめて。
無言で「理解しろ!」って言われて解いていくストイックさが何とも良くて。

やっていくうちにだんだんと応用力がついていくのも面白かった。
どうしてもわからない時は、無理に解こうとせずに忘れてることがないか確かめるとか、
そもそも「答えが別にある」なんてことを念頭に進めるとか。
迷ったら敵がいる方に進めとか…。

「こういうことを“攻略”っていうのか…」って、今さら学んだ気がする。

Wiiリモコンの操作は、時にすごく難しく、時にえらい快感。
こういうアクションも、最後にはだいぶ慣れて、剣の闘いも楽しかった。

と、ゲームの内容を書くわけに行かないので、それ以外の感想をいろいろ書いてみた。
なにより、ゲームつくる天才っているんだなぁってまじまじと思ったよ。


[リンク] ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス  (任天堂)

2007年01月09日 (火)

アリス??

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「Alice in Wonderland」という名前のカクテル。
なんとなくクリスマスシーズンにはいいかなと思って作ってみた。
話がリアルタイムじゃなくてすいません。

始めて聞いた名前。手持ちの何冊かの本には載ってない。
ネットで検索しても、まったくと言っていいほど情報無し。
ところが、国際出版されているフランスの本には載ってる。
知られてるんだか知られてないんだか…。
(出展:ラルース新カクテル事典)

上の層はテキーラ。
下の層はグランマルニエ・コルドンルージュ(オレンジキュラソー)。
よく見ると結構きれい。
(写真では大きさがわかりづらいけど、ショットグラスなので、これで30mlくらいです。)

こういうシューターカクテル、私はガブっとはいけないので、形を崩さずちびちびと飲む。
テキーラの下からグランマルニエが舌にあたるように口に入ってきて、
甘いような苦いようなオレンジがおいしく味わえる。オレンジの効き具合がけっこうおいしい。

で。

なんでこれがアリスなんだろう。
(出展の本には由来が書いてない。)


どっかのシーンの連想だとか、原作者と何か関係があるとか、
「不思議の国」のではなくて何か別のものだとか、
単に名前がほしくてアテただけとか…。???。
わからない…。アリス詳しい方、なにか心当たりがあったら教えてください。。


ちなみに、この手の名前で「シンデレラ」というカクテルもあって。
オレンジジュースとパイナップルジュースとレモンジュースをシェイクした
ノンアルコールカクテル、、というか、ミックスジュース。

かわいいイメージなのか何なのか、本当のところはわからないけど、
まだ、アリスよりはイメージしやすいかも。


~~~
あとはテキーラ関係もう2種。本題とあまり関係ないのでたたみます。

以下、余談というか、飲んだものメモ。

bl-20070109b.jpg bl-20070109c.jpg

左:ゴールデンマルガリータ

エラドゥーラシルバー+グランマルニエコルドンルージュ+レモンジュース。
テキーラの種類まで指定されているカクテル。たまたまエラドゥーラがあったので。。
アリスにレモンいれてシェイクしたらこれだなぁと思いつつ、作ってみた。
なんだろう、あまりおいしいと思わなかった。失敗したか??


右:マタドール
やっぱりテキーラは果物と合わせて飲むのがおいしい。
テキーラ+パイナップルジュース+ライムジュース。

2007年01月08日 (月)

今年もここへ

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行こうかなと。カナダの東の方の海の上の流氷の上。
野生のアザラシたちとお話ししてちょっとだけ一緒にいさせてもらう、そんな体験をするための旅行。

カナダの雰囲気が好きで、ついでに、動物も好きで、と、調べるうちにここを見つけ、
いつのまにか毎年行く人になってた。というわけで、今年も3月頭はカナダ。


「動物とお話しして」なんて表現をすると、「何だコイツは?」と思う人もいるだろうけど…。

飼う者飼われる者という立場ではなく、
人もただひとつの動物として、本当の野生の子たちと同じ空間に対峙してみると、
「あ、会話してるな」って思える時があるのです。

種の違う生き物として、お互い気持ちよくいること、
それは単に遠くから見ているだけでも、生け捕りして飼い慣らすことでもなく。
適度な距離を取って一緒にいる状態を作ることだ、ということに気がつく。

人のしゃべる言葉は通じないし、物を与えて誤魔化すこともできない(しない)から
相手の仕草を見たり、適度な距離をとったり近づいたりしながら、
力の強い人間はいろいろ考えながら、動物は動物なりに何かしながら、
お互いにその距離を作る。一緒にいられる状態を作る。

こういうプロセスが、動物とお話しするってことなんじゃないかなと思うわけです。

もちろん、似たようなプロセスはペットであってもあるんだけれど、
まず対等であるところからスタートするとか、判断がシビアだとか、
気持ちの面で、野生の子だと何か根本的に違う気がしてならない。

(ペットに慣れてもらった経験があるという程度で野生のアザラシと対峙して、
そんなにたやすくないぞ、と感じた経験があるからかもしれないけれど。)

私が言う「動物とお話しする」とはそんな意味。


対等であるがゆえか、お互いの距離がわかれば、とても居心地のいい時間が共有できる。
そしてここは、青空とアザラシの声と流氷の上の開放感が、めちゃくちゃ気持ちいい。
もちろん、アザラシの赤ちゃんはかわいいし。
アザラシがカナダの流氷に来るのは年に1回、3月の頭だけなので、それにあわせて。
こっちも年に1度の、楽しい時間。

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こんにちは。


~~~~~
以下余談。

人形は自分なりの「遊び」。
人と動物がお互い時間を共有している幸せな状態をわかりやすく、
多くの人に知ってもらえないかなと思ってやってみているのだけど、なかなか難しい。
もちろん、単に小物好きだから、というのもあるけど。

写真に登場するブライスは自分の姿の投影であったり、
自分でできない表情を再現してもらったり。そんな感じ。

2007年01月01日 (月)

年賀

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