以前にも話題にした「ブライス」という人形。
[リンク] blythe
この人形の写真をネットで見て「あれっ」っと思ったのは2-3年前。
景色と一緒に撮ったり食べ物と一緒に撮ったり、すごく楽しんで撮ってるなぁという雰囲気の写真が多くて(自然といい写真が多くなる)、それからしばらくは、ネット上のサイトを通して楽しんでいた。
しばらくたった去年の年末、はじめて人形の実物を見た。
「これかぁー」とまじまじと見たものの、売り物の箱の中の人形の雰囲気がそれまで見ていた写真とあまりに違うことにびっくりした。 生き生きとして見えた写真とは対照的に、箱の中では何かよどんでいるような表情に見えた。何で違うのか、何でそう見えるのか、まっったくわからず、もやもやしたまま帰宅した。
3日後。なんだか解せないもどかしさの中、小さいサイズの人形を買ってみることにした。
(小さいサイズのは、本当に小物というくらいの10cm程度のもの。
もともとが小物好きなので、このへんのフットワークは軽い。)
帰宅して、とりあえず記録としてデジカメで外箱を撮影してみたら、、、
いきなり、人形が何か言いたそうな風に写っていてびっくり。
こりゃおもしろいわ・・・。
その1週間後の今年のお正月、直営店の初売りに並んで、ついに上の写真のような普通サイズの人形(30cmくらいある)を購入。
そんなこんなで、「人形」の世界に足を踏み入れてしまった。自分でもびっくりだが。
* * *
実際に手にしてみて3か月、しばらくは完全アウェーな世界に地に足つかず、途方にくれたりもした。もがいてもがいて、最近やっと遊び方が自分のモノになってきた気がする。
この写真の人形は、買ってそのままの状態ではなくて、リメイクのワークショップに参加して、教わりながら髪の毛を縫いつけ、メイクをしなおしてもらい、目玉を細工し、と、…ま、いろいろやって、こんな姿になったもの。手を掛けると、ものすごく表情豊かになる。
去年の暮れに、はじめてブライスの実物を見たときに書いた記事を今読み返すと面白い。
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箱に入って陳列されているブライスと、よく見る写真のブライスとは全然別物で、あまりのギャップに驚いた。これ・・・好きな人がいじって(洋服作って着せたりして)、それでやっと生き生きしてくるものなのだろうか?箱に収まっているブライスは、(変な意味で)棺桶にでも入ってるんじゃないかって思わせるくらいに無表情だった。なんだろ、この違い。。
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そうそう、その通り。手を掛けて変わるんです(今は本気でそう思う)。
…いきさつから書いたら、話がうまくまとまらなかった。
細かい話はまた追い追い書くことにしよう。
さらに突然だけど作品。 説明不要でしょう。合成じゃないですよ。
これがやりたかった。
アウェー感にもメゲなかった気合いは、ここから。
しかし…小物好きの延長だとは思うものの、ずいぶん延長したなぁとも思う。。
[ref.]
・おもちゃ屋さんでブライスの実物を見た時の記事
→2005年12月26日
・他の方の写真
[リンク] こんなのや、こんなのやこんなのなど。