カクテルスクール
10月から通い始めたカクテル講座。もう7回終わってしまって残るは次の1回のみ。
だいぶ遅くなったけど、今の感想を適当に書き留めてみる。
一言で言うと感動。毎回、目から鱗が落ちることばかり。
液体を混ぜるあわせるという事に、しっかりした理屈があって、それに対する技術がある。 わかっている人が作るカクテルは、なんというか完璧で、同じ事をやってるはずなのに、できあがりの見栄えも味も全然違う。それを見て学んで。自分が別人になっているところがとても楽しい。
知識が入って、お店で頼んでみたいものもたくさんできた。それに、自分で使える技(?)が増えたから、自作する楽しみが何倍にもなった。趣味といいつつ、プロに通用するような技術を多岐にわたって教えてくれた先生にとにかく感謝。 「好きなことを掘り下げる」程度の気持ちで行って、こんなに世界が広がるとは思わなかった。
…あ、ブログというよりは、講座のアンケートに書くような内容になっちゃった。
ので、うち切り。以下こまごまと。
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自分の作るカクテルのできあがりが、昔とはまるっきり別物になっちゃうことに、とにかく驚く。なんで今までの満足して飲んでたんだろうって不思議に思う。
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学んだ項目はとにかくたくさん。技術面では、ステアやシェークの仕方に加えて、グラスへの液体の落とし方、物によるステアの仕方の違いなど。知識面では、比重と入れる順序や、入れた量による味の出方の違いなどの実技に近いところから、お酒それぞれの歴史、製法の違いによる味・性質の違い、おいしい飲み方、マーケティング的な流行のこと、グラスの知識など、書いたらきりがないくらい。
たとえば、ソーダは氷のないところにどーっと落とすと、中で自然と混ざるからステアの回数が最小限で済む(ガスが抜けない→おいしい)とか、そういうことを山のように。
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先生、教えるのうまいし話の内容も濃いなぁなんて思っていたら、もう本当にプロ中のプロといわれる方でした。 バーテンダーの中でも定評あるスクールとは言われているけど、まさか素人相手にこんな人が出てくるなんて…という感じ。教える人の魅力いや魔力ってすごい。花崎一夫さん。著書に「バーテンダーズマニュアル」など。
そうと気づいてからは、教科書とは別に、この本で予習して講座に臨んでた。
実はこれ、買ったはいいけど中身が濃すぎて、読むのを挫折してた本。それがまた、講座に出てるとすらすら読めるようになっちゃうから面白い。 さらに、講座では、その本にない内容が含まれたりするから、もうお買い得っていうか。なんていうか。
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講座での実習(カクテルを作る)は、学校でいう教卓にあたる前のテーブルで、人を目の前にして作る。だから自分の姿も、他の人が作っている姿も見られるのだけれど、回を追うごとに、みなさんがものすごく上手になっているのがよくわかる。シェークなんて特に。おそらく、安っちぃカッコだけのバーのバーテンだったら、比べるまでもなく受講生の方が上手。 裾野がひろーい世界で、我流だけじゃない教養ってすごい重要なことだと思う。(もちろん上には本当にうまい人がいるわけだけど、というか目の前にいる。) しかし…このスクールの威力ってすごい。
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混ぜる比率を間違えると味変わっちゃうし、ちゃんと混ぜても、ステアやシェイクで味が変わる。何度も痛感したけ。でも、少しは近づけたかな。
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・来月は焼酎の集中講座。来年は、プロ向け講座をちょっと囓りたいなという予定。
・万が一会社やめたらマドレーヌ島でバーやるよ。たいした商売敵いないの調査済みだし。…なんて強気に思ってたら、次の日に5年ぶりくらいの大二日酔いに襲われて午前中会社休んだ。いい思い出(笑)。
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とにかくこれからも楽しみます。