パックツアーじゃない海外旅行のよもやま話
今回の旅行は格安航空券をのぞいては全部自分で手配。
アザラシとしては3回目だし、どこでどこを押さえなければいけないかは全部把握してるし、まったく問題ないはずだった。欲を出さなければ…。
同じところに3回目ということで、ちょっとしたスパイスとして今回は電車の旅をつけ加えた。これが今回の事の始まりだった。
マドレーヌ島といえばそれなりの奥地で、最後は地元のコミューター路線のようなプロペラ機で、いくつかの空港を経由しながらアクセスする。その飛行機の経由地のひとつの街を始発駅とする面白い鉄道路線があるということに、今年になってから気がついた。セントローレンス湾とセントローレンス川を眺めながら海岸線(と川縁)をひた走る路線。カナダの電車は夏か秋だろう…と思ったのだが、ちょうど飛行機の移動を電車で置き換えるような形で景色を楽しめるということで、そこの区間を電車にしてみることにした。距離にして1041Km、17時間15分。
ちなみにこの列車、週に3本しか走ってないくせに、コミューター飛行機(こっちも1日1便しかない)が空港に到着するのとほぼ同時刻にその街の駅を出てしまう。乗り継ぎとかまったく考慮されていないらしい。結局、乗るためにはその街で1泊しなくてはいけないのだが、運良く、自分の旅行スケジュールと週3本しかない列車のタイミングとがぴったりだった。それなら、海岸線の小さな街で1泊するのもよかろう。
そうと決めたら、というわけで、飛行機も途中で降りる(という表現がぴったりなわけで…)ように、電車もWebから予約と、チケットを確定。小さな街でもホテルくらいあるだろうと安易に考えたのが甘かった。
電車も飛行機もチケット押さえたのに、宿が見つからない。ネットをさんざん探したけどまともな地図すら出てこない。またまた探して、地元の観光協会みたいなサイトを見つけて、宿の名前はいくつか見つかったけど、これがまた完全に地元の人向けで、空港から何分とか駅まで何分とかいう位置関係の情報がまったく書かれてない。しかもリストは季節営業のモーテルがほとんど。ひょっとして、街の名前は一緒だけど空港から駅まではとんでもなく離れていて、移動手段がこれまた1日1本しかないんじゃないか、とか、不安だらけ。
そんなこんなで検索で土曜日の夜が明け、日曜の早朝。
結局、ホテルに直接電話して、地理を確かめて、予約を入れた。
(はじめからそうしなさい…というのはおいといて…。)
カナダとはいえフランス語圏の片田舎な街。ひとまず予約したホテル内は英語でなんとかなることもわかった。
ネットで解決しようとしすぎたのをちょっと反省…。
☆問題の街「ガスペ」は、セントローレンス湾とセントローレンス川に挟まれた半島のいちばん端にある街。観光名所の情報はいくつかあるのに宿の情報が……。
[リンク] ガスペの情報(日本語) と ガスペ観光局(英語)。
☆ 電車の方は日本語の解説が丁寧。この路線に乗る人がどれくらいいるかはわからないけど。
[リンク] VIA鉄道主要路線図(日本語) と、シャルーレ号。