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2006年07月29日 (土)

夏ゼリー

bl-20060729a.jpg
ローズヒップ・ジュレ (ヴィタメール、420-)。

食べた瞬間に「あれ?」っと思うゼリー。
名前と色からちょっとした酸味を想像して口を付けると裏切られる…。

このゼリー、味が3層にわかれてる。
いちばん上の層、「あれっ?」の部分は甘いゼリー。
真ん中にはグリオット(かな)とラズベリーを埋めてあって、ここは気持ちのいい酸味。
いちばん下の層は、ニュートラルなみずみずしいゼリー。
甘さでびっくりさせて、期待の酸っぱさをちゃんと引き立てて、最後に綺麗にする…。

すごい。
これだけの変化をつけて、かつ、全体も破綻しないでひとつになってるんだから。

ヴィタメールには組み合わせがものすごく上手な人がいるのかな。
ベルギーのお店だけど、こういう繊細な感覚って思いっきり日本人向けだよなぁ。。
って、日本人パティシエか??

とういか、たとえ日本だって、こういう組み合わせの技術がちゃんとできてるお店ってホントに少ない。
味の層を作ることくらいは誰でもできるようだけど、ちゃんと仕上げる(まとめるとか、きわだたせるとか)ところまでできる人はほとんどいない。食べる側にも、その違いがわかるひとが少ないこともあって、双方成長しないんでしょうね。食品ってそんなもんだよな…。
…とっとっと、脱線した。

ともあれ、細かいことを気にせずに全体をひとつとして食べちゃってもおいしくて(これも重要)、
おすすめなゼリーです。


bl-20060729b.jpg
アボガドとグリオットのデザート (ヴィタメール、525)。

こっちは明確にグリオット。巨峰にも見えるけど違う。
果実とゼリーを味わった後に甘いムース、薄いスポンジで仕切られていて、最後にちょっと酸っぱいムース。

こちらもおすすめです。
(って、何かのアフェリエイトではありませんので。。。)

[リンク] WITTAMER (ヴィタメール)


関連記事:
  ひと昔前のはやり物ではない (2005年12月18日)
  過去、味の組み合わせが際だって良かったケーキといえばこれだった。なんか、、読み返すと似たようなこと書いてるなぁ。。

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