Salon du chocolat Paris 2008 (1) イントロ
チョコレートが好きです。
日本の大手お菓子メーカーの作るチョコレート、とても美味しいと思います。
こどもの頃から、好きなチョコがたくさんありました。
大人になって、世界にはとても美味しいチョコレートを作る人がいることを知ります。
数々のデパート、バイヤーさんやインポーターさんのおかげで、日本には、世界中から美味しい
チョコレートがたくさん集まります。世界中探してもこんな国はないと思います。
しかし、デパートやバイヤーさんの目的は、数を売ってもうけること。
売れるチョコレートを探すことと、よくできたチョコレートを探すことは、違うのです。
チョコレートが好きな消費者としては、やっぱりこう思います。
「自分の目で、好きなチョコレート、本当に洗練されたチョコレートを探したい。」
パリを歩き回りました。ショコラトリーを片っ端から巡りました。
イベントで出会うショコラティエには必ず話しかけ、仕事への心意気を感じとってきました。
この人から、こんなチョコレートが生まれる。
いつからか、作り手の個性とチョコレートのイメージが、つながるようになってきました。
チョコレートの楽しみが、さらにさらに、広がりました。
・・・・
さて、これは、そんなチョコレートさがしの旅のなかのひとつ。
2008年にパリで行われたチョコレートをテーマとしたイベント、
「Salon du chocolat (サロンデュショコラ)」に行ったときの記録です。
オンタイムでは書けなかったので、アーカイブとして。少しずつ、書いていきます。
<<次回に続きます。>>
Jean-Charles Rochoux さん。お気に入りの作り手。
【Salon du chocolat について(独自の解説です)】
Salon du chocolat は、イベント会社が立ち上げたチョコレートの普及を目的とした催事。
主に一般消費者向けに、チョコレート作品の展示や販売、それにちなんだイベントなどが行われる。
1995年にフランス・パリで第1回が開催され、その後回を重ね、現在では、
フランス各地、ニューヨーク、東京をはじめ、世界数カ国、各所で、開催されている。
1年のシーズンは10月下旬に開催されるパリでのサロンデュショコラで開幕し、
その後数ヶ月かけて、世界各所をまわっていく。
催事の形態は、開催地の事情にあわせてアレンジが加わる。
本家パリでは競技・ビジネス・販売会、さらにフォアグラやスパイスの出店もあり、
プロむけから消費者むけまでイベントも盛りだくさん。
日本ではほぼ消費者むけ。1月から順次開催され、バレンタインデーの販促イベントの様を呈する。
東京では伊勢丹の催事場で開催。2013年1月の開催で11回目。