今年のアザラシのテレビ番組
テレ朝の「素敵な宇宙船地球号」という番組。(先週放送された。)
白いアザラシは、見た目のかわいさ故かマスコミ受け(というより万人受け)するらしく、ここ3年間で2回ほど日本のテレビ番組用の取材がマドレーヌ島に入っている。ひとりの旅行者からすると、視点は違うけど旅行記をプロが作ってくれてるような感覚で面白い。
放送の方は、30分という短い番組枠ながら、アザラシのかわいさだけではなく、流氷が地球環境に与える効果から、マドレーヌ島とアザラシの歴史というテーマまで踏み込んでいて、内容は意外にも盛りだくさん。説明不足と思われる場面がいくつかあったものの内容的には満足だった。
それにしても、アザラシの姿も歴史も、何度も見聞きして知っていることなのに、こうしてまたテレビでも飽きずに見てしまうから不思議。たしかに、自分でまだ見てないアザラシの表情が写ってたりすると「ああ、こんな顔するんだ」と思ったりするし、島のカット(普通の民家なんかが写っている映像)にもちゃんと「そうそう、ここ、ここ」と思ったりするし。ま、飽きないんだろうな…。
本音をひとつ。番組のエンディングの映像が、流氷から島へと帰るヘリの中からアザラシを撮影して、ヘリの移動とともにだんだんと遠ざかっていくというシーンだったのだが、これにはぐっときた。アザラシと景色に後ろ髪引かれながらも「ばいばーい!!!」と言う、その場で実際に体験する微妙な面持ちがそのままフラッシュバックしてきてしまった。
思い出しついでに、写真をいくつか。
マドレーヌ島。左、空から。右、散歩中。
散歩の写真は雨が降って雪が解けてしまったあと。
左、赤ちゃん。ほわわぁ。
右、お母さんにおっぱいをもらう赤ちゃん。
ところで、今年はカメラの回っているところにはほとんど居合わせなかったにもかかわらず、ちゃんと放送に出ちゃってたのでびっくりだった。カメラの前にいたのは1回だけのはず。でもって1分の1か…。ともかくも、映像になった自分の姿を客観的に見てみると、一昨年の日テレの放送に映った姿と比べて、妙に落ち着いているように見えた。面白い。実際にずいぶん慣れてきた感じもするけど。
そんなこんなで今シーズンも終わったかな。あとはアザラシサイトを完成させねば。。。