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いきさつ、など 97年12月3日。みには生後1ヶ月のところをペットショップから買われてきた。 人になれたり、新しい環境を覚えたり、いろいろな食べ物の味を覚えたり、太ったり....。 これからわずかのあいだに劇的に成長するおもしろさを考えて、とりあえずメモを取ることにした。 幸運なことに、 人にも環境にも、とても早くなれてくれました。 こんなにも人なつこいハムスターもいるんだなぁと驚いたくらいです。 しかし、生後1ヶ月くらいから1,2週間の成長ぶりは本当にすごいです。それと、みにの好奇心も。 |
<メモから>水色は後からつけた注釈です 12月3日 みに 来る。 とても小さい*。活発。ウオーターボトル、ハシゴ上り、いきなり披露。 ☆ ちょうど入荷直後で、生後1ヶ月くらい。手にのせるとぺたーっと張り付くように感じるほど体は小さくて、まだまだ幼いハムスターでした。体重は10グラムちょっとだったと思います。体に比べて目がとても大きく見えました。 12月4日 回し車、少しの間だけだが、すごい勢いでまわす。 よく寝ているので、あまり姿が見られない。 人間を怖がる。 12月5日 よく寝ている。 早くも外に興味示しているので、少し手の上にのせてみる。 まだ噛む。 うんていも好きらしい。 12月6日 買ってきた当時の体形より、ずいぶんと太った感じがある。 おなかの肉付きがよくなった。 12月8日 未明 1:00 みに 少し手に慣れる。 手の上でひまわりかじる。 上手に(かまずに)手の上に乗ってこれたら、ひまわり1個。 次の日の掃除で、蓄えてる余分なひまわりはとっちゃう。 床上7~8cmにあった腕の上から、ジャンプ&着地成功。 (みみよりは抜群に運動センスあり) ロフトのティッシュを一生懸命下の箱ねぐらに運んでいる。 ハシゴもすたすたと、もう「お手の物」状態。 回し車が本格的にやかましくなった。 オリーブオイルorワセリンをさがさなくては。 12月8日夜 初そうじ。 今まであげたえさ りすハムのおやつ*6,7個、ハムスターフード*4個くらい、 キャベツ2日分、ひまわり10個くらい(回収予定だったもの含む)ブロッコリー 2日分をほぼすべて平らげている。 ふとるわけだ。 ケージの端をトイレにしている。外に漏れて困るので、障害物を置きその場をふさぐ。 普通のカメラの写真撮影開始。 オイル買い忘れて、結局サラダオイルをつかう。結構いい感じ。 少し舐めたみたいだけど、平気そう。 ☆リスハムのおやつ:ピーナッツ味の人工フード。 ☆ハムスターフード:主食にできるだけの栄養を持った人工フード。 12月8日 夜 9日 もう物音に慣れたらしく、音がすると "こわがる" から、 "何? という表情で出てくる" ようになる。 おかえり* をやってくれる。 それに伴って、出せコール覚える。 ☆ おかえり: (物音に興味を示すようになったという前提で) 帰宅した飼い主がケージを見ると、飼い主の帰宅した物音に反応して、ちょうどハムスターもこちらを注目している状態をこう呼ぶ。(ローカル) 12月10日 手に慣れる。手を出すとのるようになる。 散歩で、ケージの入り口に手を差し出すときは、臭いを確認してから、 手に乗ってくる。 12月11日 出せコール、覚えるのはいいが、扉に張り付いているだけなので、 開けようとすると、そのまま上にくっついて持ち上がってしまう。 まだまだ、おばか。 散歩中、必死に手に乗ってこようとする。かわいい。 手乗りの初歩、完全に達成。あまりにあっけなくて、逆にちょっとつまらない。。 相変わらず、ダッシュはむちゃくちゃ速い。 12月12日 散歩のときに、一度だけ、手の臭いを確認せず、すっと手に乗ってきた。 いい体格になってきた。 うちに来たとき、とても小さいながらも、お尻の方、足元の肉付きが よかったが、これは、まさか筋肉? 後ろ足で立ったときの姿勢とか、ダッシュ力とか、みみとはずいぶんと違う。 お尻、足元の肉の付き方も、みみとはずいぶん違う。 初めてリスハムのおやつ畑* あげる。(ピンクの方) ちゃんとかじって持っていく。半分くらいかじって飽きた様子。 ☆リスハムのおやつ畑:野菜入りというおやつ。 12月14日 未明 手を踏み台にしてケージを出るときの臭いの確認をしなくなる。 ハムスターのまんま*を初めてあげる。 最初の3つはかじって小さくしてほお袋へ。みみと違っておもしろい。 あとは、丸とほお袋にほおりこむ。 今日は7つ持って行った。 ねぐらにおいて、また出てきたが、残りのまんまには手をつけなかった。 ☆ ハムスターのまんま:一応主食にもできる人工フード。(一応というのは、主食として本当に単一で与えつづけるには栄養的に不安であるという意味。) 12月16日 写真フイルム1本目をとりおわって出しに行く。 12月26日 むぎゅっとにぎっても、噛まなくなる。 植木鉢にいれたら、ジャンプではなく懸垂ではいあがってきた。 おどろき。 12月29日 「滑りど名人」というやわらかいゴムシートをケージの下にひく。 寒さしのぎ兼回し車の振動と騒音の防止。 まだトイレが定まらない。 ロフトのプラスチックの家と、出入り口付近(ウオーターボトルの下から 入り口にかけての部分)をトイレにしている様子。 砂トイレを出入り口部分まで移動。 1月1日夕方~1月4日深夜。 帰省のために留守番させる。 ティッシュペーパーの空き箱で台を作りその上にケージを乗せて、 床の冷たさがそのまま伝わらないようにする。 巣材を多めに入れ、うえからクロスをかけておく。 無事。 ***** メモおわり ***** |
<その後>
家に迎えて1ヶ月、飼い主と自分の環境にもほとんど慣れ、落ち着いた、というか、日ごとにあまり変わり映えのしない生活になりました。この後、みにはとても元気で、散歩も回し車も活発にやり、飼い主にもちゃんと慣れた(=コミュニケーションのとりやすい)ハムスターとなりました。 ちなみに、唯一遅かった "トイレを覚える" は、迎えてから3ヶ月半後の出来事でした。 <まとめ> あまりに簡単になれてくれて、少しあっけなかった、というのが率直なところです。 その後、新しいハムスターを迎えて「さぁ、どうなるかな?」というときに、自分でこのメモを参考にしたのですが、あまりに違うので本当に参考にしかなりませんでした。 「ペットショップから来たハムスターはどれくらいで慣れるのか知りたい」とかの目的でここを読まれた方、すみませんがこの記事は 一例にとどめておいてください。それと、ショップに長い間いたという理由で いつまでたっても人になれない、ってことは あまり無いと思います。「みにが "温厚&活発" な性格であったこと」がいちばんの要因だとは思いますが、「ショップで生活した時間がほとんどゼロだった(余計な環境を経由しなかった)」っていうのも手伝って、こういう結果だったのかなぁと思います。 「活発で、人なつこいハムスター」、飼い主にとって、これほどうれしい事はないんですけど...。 |
おわり。