ハムスターって何?、飼ってみようかなぁ、という人に...
名前は聞いたことあるけど...そんな人のために。
* ハムスターの基本
「飼い方」とはちょっと違う、よもやま話
* 飼育費用は
* 排泄物の処理は?
* 臭くないのか
* ひとり暮らし
* ハムスターの音 追加しました(6/13)
* 部屋のスペースはどれくらい必要? 追加しました(6/13)
to be continued ?
「飼い方」については...
*
情報はここから
一部修正しました(6/13)
ハムスターの基本
小学校の理科なんかでお目にかかった、あの丸っこいネズミです。難しく言うと『齧歯目ネズミ科キヌゲネズミ亜目〜』となるそうです。
ネズミというと、しっぽが長くて、チューチューいうやつ…などというイメージがありますが、ハムスターはそういうネズミ君たちとはちょっと違っています。しっぽも短いし、実は鳴かないんです。ネズミの長いしっぽが苦手、という人もハムスターならok..かな。最近は、ネズミ全体の人気が上昇してきて、しっぽの長いネズミたちもペットショップや、ホームセンター(日曜大工店など)をにぎわすようになりましたけど。
さて、本題のハムスターの方ですが、寿命はペットとして飼われた場合だいたい2年くらい。でも、これはあくまで目安で、もっともっと長生きする事だってあるそうです。生後15ヶ月以上のものを老齢というとか。
また、1匹1匹の性格にもよりますが、人にも良くなれてくれます。食べ物ちょうだいって言ってる姿や、座っている人間の足にのって来たりするときのかわいいこと。種類や個体差はやっぱりありますが、飼い方によっては、手のりにもなります。
大きさは種類によって本当にまちまちですが、普通にイメージするあの茶と白のぶちのやつで、だいたい15cmくらい。小さいのだと、6cm位のやつもいます。飼っていて臭いもそうきつくないし、ペット禁止マンションなどで飼うには、最適と言えるでしょう(鳴かないっていうのが大きな魅力)。
ハムスターを飼う上での世話ですが、この私が飼っているのだから、至って簡単である、といってもいいでしょう。たとえ、きっかけが、最近のブームであれ、漫画であれ、このページ(?)であれ、『かわいい!』となったら、おもいきって飼ってみてはいかがでしょう。もちろん、ちゃんと最後まで世話をしてやるんだ、という決意もお忘れなく。
どうです?ハムスター。毎日の生活が、ちょっとだけ幸せになりますよ。
飼うのはちょっと、という人も、ぜひ私のページで遊んでいってください。
飼育費用は
うちの例で1ヶ月換算の計算すると.....こんな感じです。
野菜 簡単のため、キャベツ2分の1個(80円くらい)を4回買ったとして 80 * 4 = 320 円 (ハムスターが食べるのはそのうち葉っぱ1枚分くらいですが...) ひまわりの種 200円の袋が1年くらいでなくなったから 200 ÷ 12 = 16.666… 円 その他人工のフードいろいろ 何種類もあるけど、1ヶ月でなくなるのはほとんど無いので適当に.. 150円 消耗品 トイレ用の砂 これも適当に 150 円 合計すると、 320+17+150+150= 637 約640円 誤差 人工フード、消耗品は先月のものがそのまま使えたり、新しいパッケージが 必要になったりすることがあるので、0円だったり +500円 だったりします。 |
ずいぶんおおざっぱな計算ですが、とりあえず 安い ということで.....。
排泄物の処理は?
ハムスターは意外と おりこうさん で、ケージの中の決まった場所をトイレとして使います(中には覚えてくれないのもいますが)。場所を覚えてくれれば(ハムスター自身がここを使う、と決めてくれれば)オシッコに関してはほぼ100%そこでしてくれます。
排泄物の処理は、ケージを掃除する際にそのトイレの部分の素材(固まる砂 や チップなど)を交換することと、糞を捨ててやるという作業です。
ちなみにケージ1個につき、小さなポリ袋1枚もあればじゅうぶんです。
臭くないのか
固まる砂 などの上をトイレとして使うように覚えてくれていれば、臭いはほぼ0といって良いです。うちは、6畳洋間にケージがひとつおいてあるという状態なのですが、夏場でも、臭いが気になることはなかったです。
トイレを覚えてくれてない場合、床材にもよりますが、3,4日おきくらいに掃除をしないと臭いが気になるようになります。いやな場合は「掃除をサボらない」 or 「覚えてもらう」 努力をしましょう。
実は私も半年ちょっとかけて覚えてもらいました。(たいていは、こんなに長くかからないようです。)
ひとり暮らし
帰省その他で家をあける可能性のある人は、心の準備をしておいたほうが良いです。 実家に(何を使って)連れて帰るとか、誰かに預ってもらうとか、いまから考えておいても損はないでしょう。
ちなみに「ペット禁止」というやつですが、普通に飼っているなら、マンションでも(多分)平気だと思います。
もし興味のある方は、ひとり暮らしのための飼育手記の帰省レポートなどものぞいて見てください。
ハムスターの音
ハムスターは普段鳴くことはないので、鳴き声で他の人に迷惑をかけることはありません。
ハムスターが出す音は、だいたいこんなもんです。
- 回し車を勢いよく回しているときの音
「カラカラ〜〜、カタカタ〜〜」
- ケージかじりの音 「ガリガリ〜〜」
(ケージの外に出たい、おなかがすいていてえさをねだる、ときなどにします。) - ケージの中を走り回ったり、素材のチップを掘ったりかき分けたりするときの音
「カサカサッ〜〜」
いずれも、ひとり暮らしの家で、隣に迷惑になるようなレベルではありません。
一般的にイメージされる「動物の鳴き声で迷惑を掛ける」という物の比ではない(くらい小さい音)です。
ただ、ハムスターの性格が、"回し車好き" だったり、"ケージ囓り好き"だったりする場合、自分が寝るのに耳障りになる、ということはあります。その場合は、回し車の軸にオイルを塗ったり、ケージの下にマットをひいたりすると、見違えるように静かになります。
部屋のスペースはどれくらい必要?
右の写真は、ひとつのケージと餌や飼育グッズ類を入れたキャスターケースを置いた例です。
あえて数字で書くと...見えているケージの大きさ(床面積)が 約 30cm x 40cm なので、写真のスペース全体では、だいたい 80cm x 40cm くらいになるでしょうか。
まぁ、キャスターケースは余分とすれば、ケージを置くためには50cm四方くらいのスペースがあればいいことになります。
次に、ハムスターが部屋を散歩するときのことを考えます。
(注.散歩は飼育上、必須の事項ではありません。が、やっぱり適度にさせた方が楽しいものです。)
これについては、狭さなどは気にしなくてよいでしょう。ハムスターを散歩させるにあたって、人間の部屋の大きさは十分です。
問題になるのは、家具の裏などのハムスターが入りたがる場所(人から見たら入って欲しくない場所)があるかなどの「部屋の状態」です。
細かい場所が多い....などの場合は、ケージの周りに囲いを作って、そこだけ散歩させてやるという方法を使います。部屋全体に自由に放してやるのは、危険な箇所多かったりするので、実際には、この方法を使うことの方が多いかと思います。余談ですが、散歩中のハムスターからは目を放さないようにしましょう。
また、住処に床面積の広いケージや、プラスチックの衣装ボックスなど、大きめの物を使えば、あえて部屋の散歩をさせてやる必要も無いようです。この場合は、上の「ケージの50cm四方」のところを、大きめにして考えてください。
以上をあえてまとめるなら
「写真くらいのスペースか、広めのおウチが用意してあげられれば、平気そう」
とか、なるんでしょうか。
最後に大切な事をひとつ。ハムスターは、1匹につきひとつのケージが必要です。
つまり、多頭飼いする場合は、個体の数だけ、ケージとそのスペースが必要になります。
下調べをしないで、いきなり「じゃぁ、2匹ください」とか言ってしまうと、自分の生活空間がなくなるので注意しましょう。。
「飼い方」については...
情報はここから〜Net上のリソース〜
ハムスターの飼い方などには、これだという答えが存在しないものが多く、適当に聞きかじった知識を、また適当に根拠無く流している人が多いのが現状です(マスコミ・一般の飼育書・ペット雑誌・個人のWebPage・ペットショップの店員に至るまで...店員さんは、いろいろな動物を扱わなくてはならないので仕方ないのかもしれませんが。)
ここでは、ハムスター全般の情報源として、ハムスターML(Mailing-List)を紹介します。
ハムスターの種類や飼育方法などについては、まずここのホームページに目を通すと良いと思います。ここは実際にハムスターを飼育している多くの人の経験から情報を得て作られているページです。したがって、情報は洗練されていて、根拠のないものなどは淘汰されています(と思う)。そして、なにより実践的です。
余裕と興味によっては、Mailing-List本体に参加するのも面白いと思います。
Mailing-List本体では、1から10までハムスターの話題が流れてきます。流通量の多さと話題の多岐性から、情報の整理が常々必要になりますが、貴重な情報が得られることは確かです。
とにかく、すべてがハムスターのMailing-Listです。
#こんな客観的な書き方してますが、私もかなり長いことお世話になってます。。。
さて、とはいえ、手元に1冊も本がないというのはさみしいので、飼育書も1冊くらいは買いましょう。市販の飼育書はきれいな写真が載っていたりして、やっぱり見ればかわいいですから。
何か1冊、と言われたら、こちらをオススメしておきます。
長坂拓也:ハムスタークラブ,株式会社誠文堂新光社,1996.
ISBN4-416-79617-X